不動産売却の基礎知~流れについて~

不動産売却の流れは、大きく以下の6ステップに分けられます。
1.【査定】
不動産売却をするとき、まずやることは所有している物件の査定です。不動産会社の査定を受ける際には、担当者の対応や説明の丁寧さ、売却計画の提案力などをチェックしましょう。
2.【媒介契約】
査定を依頼した不動産会社のなかから、信頼できる会社と媒介契約を結びます。媒介契約とは、不動産会社に売主と買主の仲介をしてもらう契約のことです。「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」の3つがあり、契約条件や売主への報告頻度が異なります。
3.【売却活動】
媒介契約後は、不動産会社と一緒に売却活動を行います。不動産会社は広告・宣伝活動を行い、売主は内覧の準備や対応にあたります。目標時期までに購入希望者が見つからない場合は、不動産会社と相談しながら、売り出し価格やホームページの掲載内容を見直すことがおすすめです。
4.【売買契約】
購入希望者から購入申込書を受け取り、記載された希望条件の折り合いが付いたら売買契約に進みます。不動産売買の契約締結時には、買主から手付金を受け取るのが一般的です。手付金の相場は売買価格の5%~10%とされています。
5.【決済・引渡し】
売買代金の決済と引渡しは同日に行うのが一般的です。買主が住宅ローンを利用する場合は、その金融機関で行われます。売主、買主、不動産会社の担当者のほか、司法書士が立ち会って登記手続きも行います。
6.【確定申告】
不動産を売却したら、翌年の2月中旬~3月中旬頃に確定申告を行います。不動産売却によって利益が出たときの確定申告は必須です。もし赤字になってしまっても、特例が利用できる場合があるので、忘れずに行いましょう。
